『今はもうない』森博嗣を読んで好きなフレーズをご紹介

皆さん、って普段から読んでますか?お仕事をしてるとなかなか本を読む時間ってないんですよね。

そして、何を読もう。って選ぶ時間なんてもっとないと思います。

紹介された本?本屋さんに行ってピックアップされてる本?

そういう本を私たちは手にしがちです。

いいんですよ、人それぞれの選び方、価値観、習慣に基づいて選んだら・・・

ただ少しでもこの記事が本を選ぶ1つの要素になればいいと思ってます。

 

少しでも興味があれば読み進めて下さいね。

 

さて、本日は大好きな作家の森博嗣さんの「今はもうない」を読んでみて勝手に好きなフレーズをご紹介したいと思います。

あくまで前後のお話しにはフォーカスせず、言葉が持つ爆発力のみに絞って行きますよー。

 

 

『今はもうない』

一応感想も書いておこうと思います。

THEミステリーが好きな人は・・・少し後味が悪いかも?

ああ、誘導されていたんだって最後の方で気づいたときにはモヤモヤが始まっている。

そんな印象です。ただ、森博嗣さんの誘導にすっかり素直に従って読んでる自分。

さすが、としか言いようがありません。

 

 

はい、では本題に入って行きますよー。

 

 

 

第一位!

 

「空気の美味しさを、煙草を吸って感じることができるのは、美味しい酒が良い水で作られるのに似ている。濁ったものでしか、人間は純粋さを測れないのだ」

 

 

そう、不純物があるから純粋さが引き立つ。

ただそこに純粋なものがあっても不純物がなければ人は何も気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない。純白、真っ白なものはどうやってその白さを測るんでしょう?黒やグレーが隣にないと本当の真っ白は手に入らない。見逃してしまう。そう言うことってありませんか?

 

 

第一位!

なんて勢いで言いましたが、今回のこの小説についてはこのグッときたのはこのフレーズのみでした。一冊の本を読んでも好きなフレーズは2つも3つもないのです。

だからこそ、そう。好きなフレーズ好きな言葉を追いかけて。